複数サイトの引越しをしたのですが、その中でエラーが出てかなり焦ったことがあります。
それはズバリ、ネームサーバーの反映待ちの対応さえすれば、公開をストップすることなく引越し&SSL化ができると勘違いしていたからです。
mixhostでSSL化するのは、とてもお手軽なんですけど、SSL化が反映するまで時間がかかることがあるので、それを忘れてはいけません。
うまくいくかどうかのポイントは、ネームサーバーの変更が関係しています。
そのためか、hostsファイルを利用して、ネームサーバー反映待ちの時間をなしにしようと作業したサイトは、エラーが出て焦りました。
一般的なやり方でやってみたら…
とはいえ、すぐ反映されてうまく引越しもSSL化もできたサイトはあるんですよね。
というか、その方が多かったので、別にmixhostが悪いわけではありません。
私のやり方が悪かったんですね。
まず、一般的なやり方について書きますね。
最も普通の手順であり、独自ドメインを取得したサイトでネームサーバーの変更をしてから引越しする方法です。
- 新サーバーに独自ドメイン追加
- ネームサーバーの変更
- 新サーバーにWPインストール(この時にhttpsを選択してしまう)
- 旧データのインポート
- プラグインでSSL化の最終作業
この手順は、大変スムーズにトラブルもなく完了しました。
ただ、SSL化証明書を最も早く発行したいのであれば、ネームサーバーの変更を先に行った方が良いです。詳しくは最後に記載します。
実際、2番と3番の手順の間に反映待ちの時間がありますが、ネームサーバーの変更はすぐ反映されたサイトがほとんどなので、待ち時間は気になりませんでした。ネームサーバー変更反映後にWordPressをインストール完了した時点でもうhttpsでちゃんと表示されましたね。
あとは5番目で、SSL化前から後に対してリダイレクトしてもらう&内部でhttpがある部分を自動修正してもらうために、プラグインを有効化するだけです。
確かに、サイトが停止してしまう時間はありますが、特に問題なかったですね。
ただ、SSL化は毎回こううまくいくとは限りません。
48時間程度反映されずに待ちの時間が出ることがあると覚えておきましょう。
私がこの方法でうまくいったのは、この時に他のことと並行して作業していたので、時間的に余裕を持ってやったからだと思います。
しかし、余裕を持たずにせっかちに作業をしたいくつかのサイトは、SSL化が反映されるまでの待ち時間が発生して、危ないサイトのようになりました。
エラーが表示されてパニックしてしまった例
危ないサイトのようになると、パニックしますね。
そうなりたくないがために、引越しもSSL化もしたのに~と叫びたくなります(笑)。
私の場合、hostsファイルを利用する方法で移行したサイトはみんなつまづきました。
どのサイトも警告出て表示されないじゃん!!みたいな。
エラーが出てしまった手順はこんな感じ
- 新サーバーに独自ドメイン追加
- hostsファイルで新サーバーのドメインにアクセスできるよう設定
- 新サーバーにWPインストール(この時にhttpsを選択できない)
- 旧データをインポート
- ネームサーバーの変更
- ブラウザでhttpsでの表示確認→WPのサイトURLの変更
- プラグインでSSL化の最終作業
問題なのは、5番目と6番目の間ですね。エラーが出てしまいます。
マニュアルによると、ブラウザで確認してhttpsで表示されたらWPの設定からURLを変えよう的なことが書いてあったけれど、表示されるか確認した時にはすでにエラー出てるし…
いじればいじるほどドツボにはまって、勝手にリダイレクトされちゃったり、何がどうなってるんだ?と焦ることに…
私はエクセルでサイト管理をしているのだけど、エクセルでは「セキュリティ証明書の名前が無効であるか、またはサイト名と一致しません。」と出て、SSL証明書は発行されているし、その証明書自体の問題もないということが書かれています。
SSL証明書は発行されてるってこと?サイト名と一致しないって何?
などなど、ぐるぐる混乱します。
結局のところ、hostsファイルを利用するのは、ネームサーバーの変更でサイトが停止しないようにするためには有効ですが、SSL化となると相性が悪いということでしょうか。
ネームサーバーの変更をしていないと、httpsでサイトの立ち上げもできませんし、変更が発生するとSSL化は通常より時間がかかるからです。
それを知らずに、無停止状態で引越ししたい!ついでにSSL化もしちゃえ!と思った私…
結局、無停止どころかSSL化の反映待ちであぶないサイト状態に自分がしてしまったということです。
こうなってしまっては仕方がないので、じっと耐えてSSL化を待ちました。
48時間待っても反映されていなければ、サポートセンターに連絡してみるといいですよ。すぐに対応してくれます。
mixhostのSSL化をする時に注意しておきたいこと
まぁ、待ってればエラーも消えるんだからいいじゃないと言われればそれまでですが…
公式サイトだとSSL化が完了するまで最大24~72時間かかるとありましたが、実際私もエラーが消えるまでに48時間以上はかかりました。
SSL化待ちの危ないサイト状態を回避するために、次回からは注意しようと思ったことはこんな感じ
- 先にネームサーバーを変更してしまう
- 1時間以上たってから独自ドメインの追加をする
- WEBサイトのURLをhttpsにする。あるいは立ち上げる
- Webサイト内のリンク修正を行うなどSSL化の作業を行う(プラグインが便利)
これが、一番SSL証明書の発行が早いのだと思います。
公式サイトにそのように書いてあるし、実際私もこの手順だとうまくいくことが多かったです。
ネームサーバーの変更が、SSL証明書の発行に影響があるからです。
ネームサーバー変更前は、httpsでサイト立ち上げもできないし、SSL証明書が発行されません。ネームサーバーを変更してSSL化する場合は、通常よりもSSL化に時間がかかります。
そのため、あぶないサイト状態になるのが絶対に嫌という方は、まずは引越しだけをして、落ち着いてから別途SSL化するといいですね。
ブラウザでアクセスするだけでOKですし、プラグインでその後の処理も簡単です。
ネームサーバーは引越しした時にすでに変更済みで時間がたっているはずですから、危ないサイト状態にならずにSSL化できる可能性は高いのでは?
そのサイトが重要なサイトだと、本当にエラーが出ると焦りますから、よく考えて引越し&SSL化しましょう。