仕事をしていて、すご~く気になるのが、「という」と「と言う」の使い方。
日本語って難しいですね。
別にどちらでもいいんじゃないの?と思う人もいるかもしれませんが、曖昧にしておくことで本当の意味が伝わらずに困ることもありかもしれませんよ!!
この記事では、「という」と「と言う」の使い分けについてまとめます。
「と言う」と書く人がすごく多い
○○という△△が…
○○と言う△△が…
この使い方分けてますか?
私の仕事のひとつに、文章を見てチェックする仕事があるのですが、量が多いためにこの使い分けがすご~~く気になります。なんでも「と言う」と書く人がやたらと多い!
えっ!?言ってないよね???とつっこみながら、気になるというより、超ストレスを感じながらチマチマ修正しています。
一気に置換とかできないんですよ。
本当に「と言う」の使い方をする場面もありますから。
この記事では、「と言う」を取り上げていますが、実際は、といった(と言った)・といえば(と言えば)・とはいえ(とは言え)など、バリエーションがたくさんありますから、ストレスも尋常ではありません。
(; ̄д ̄)
別に、そう書いている人を批判するわけでもないし、私が国語力があるとかいうのではないですよ。ただ、多く見る機会がある仕事をしているので、ストレスを感じるだけです。
自分があれ?おかしい…と思うものを見つづけるのは、違和感あって疑問に思うでしょう?
何が言いたいかというと、インターネットという不特定多数が見る場所で何らかの情報を公開するなら、同じようにストレスを感じたり、あれ?っと思う人がいるかもしれないよ!ってことです。さらには誤解を生んでしまうことも!!
若い人をターゲットにした記事であれば、それほど気にすることはないかも…
でも、年齢が高い世代をターゲットにする記事であれば、言葉の使い方は意識しておきたいところです。
「という」と「と言う」は使い分ける
「と言う」の「言う」は、漢字のとおり、話している・言葉を出すことを表しています。
そのため、「と言う」は、実際にそう言っているとか、そう思ったことを言葉に出す様子などに使います。
一方、「という」は、それ以外の場合、あるいは「言う」の実質的な意味合いが薄れている場合に使います。
例えば、ハンドルネームが「アラフィフ主婦」の50代おばちゃん(私)を表すとき
(1)「アラフィフ主婦というおばさん」
(2)「アラフィフ主婦と言うおばさん」
この2つだと、読む人によって感じ方や解釈が変わってきますよね。
(1)の方は、アラフィフ主婦であるおばさんそのものを表しており、正しい意味が通じでしょう。
(2)は、「アラフィフ主婦」と言っている(言葉を発している)おばさんです。別におばさんでさえあれば、アラフィフじゃなくても、主婦じゃなくてもいいわけです。本人の場合もあるけれど、別人の可能性もありますね。
このように、自分の意図しない解釈をされることがありますから、正しい方を使う意識を持ちましょう。○○という…の○○は「本当に声を出して言っているのか?」と想像すればたいていは判別できます。
ただ、どっち?と迷うようなことがあるのが日本語の難しいところ。
そういう時は、ひらがなのままの方が無難かもしれません。
ちなみに、すぐ上↑で「そういう時は」と書きましたが、同じような状況の時に「そう言う時は」と書く人も多いです。
この例で言うと、この「そういう時」というのは、「迷っている状態」を指しているので、「言う」は適していませんね。
他にも気をつけたい文章を書く時のあれこれ
あと最近他に気になっていることは、漢字の使い方です。
確かに合ってるけど…漢字で書かなくてもいいのでは?と思うものもよく見ます。
ここ数日だと、「概ね(おおむね)」とか「因みに(ちなみに)」「所々(ところどころ)」など。
うちの息子に試しに聞いてみたら、最初のふたつは読めず、所々は「しょしょ?」と言いました(笑)
その読み方も確かにありますが、記事では「ところどころ」と書いているつもりのようです。
自分で意味を持って漢字にしているなら、逆にすごいと思います。
小説とか…かっこいい♪
あえて難しい漢字を書くのも表現方法のひとつですよね。
でも、意識することもなく書いているだけなら、それを読む人の立場を考えましょう。
ノートとペンの時には難しい漢字ってなかなか出てこないものですが、PCだと変換で簡単に知らない漢字も書けてしまうため、難しい文章にならないよう意識することが大切ですね。
特に、記事が仕事に関わる場合には、ほんの少しのことでユーザーがすぐサイトを離脱しないように、読みやすくて居心地の良いサイトにしたいものです。
日本語って奥が深くて難しいですね~~~!!